本日、造形史設計の授業にて「モザイク実習」が行われました。モザイクとは、色とりどりの大理石やズマルト(モザイク用色ガラス)などを、テッセラと呼ばれる小片に加工し、それを用いて絵や模様を表現する装飾技法です。
今回は昨年に引き続き、モザイクカンポの荒木先生をお招きし、モザイクアートの基礎から実践まで、丁寧にご指導いただきました。実習では、さまざまな種類の石材から自分の作品に合ったものを選び、手で触れ、割り、並べるという一連の工程を体験しました。
制作はまず、大理石板を「パキッ」と割るところから始まりましたが、石の強度や質感、色合いの違いを直に感じながら、ゼミ生たちはそれぞれの感性で模様を構成し、個性豊かなモザイク作品を仕上げていきました。素材に向き合い、手を動かし、集中して取り組む時間は、学生たちにとってとても贅沢で充実したひとときとなりました。